開業届はマイナポータルでOK!スマホ完結の出し方と注意点

「開業届を出さなきゃ…でも税務署に行く時間がない!」そんな悩みを持つ人に朗報です。

2025年の今、マイナポータルを使えば、スマホからわずか30分ほどで開業届の提出が完了します。しかも土日祝日・深夜でもOK。さらに青色申告の申請も同時にでき、節税メリットも逃しません。

本記事では、マイナポータルを使った開業届オンライン提出の方法から、よくあるトラブル解決法、freeeなどの他サービスとの比較、そして青色申告や確定申告へのつなげ方まで、完全ガイドとしてわかりやすく解説します。これから開業する方、必見です。

 

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目次

マイナポータルで開業届を出すメリット

ネクタイをしめるビジネスマン

ポイント
・マイナポータルとe-Taxの連携とは?
・書類で提出する場合との違い
・スマホだけで完結できる理由
・事業開始日に間に合う提出スケジュール
・開業届をオンライン提出で注意すべき理由

マイナポータルとe-Taxの連携とは?

マイナポータルは、政府が運営するオンラインサービスで、マイナンバーカードを使って行政手続きをまとめて行えるサイトです。開業届もこのマイナポータルからオンラインで提出でき、その際には国税庁のe-Taxシステムと連携します。つまり、マイナポータルで入力した開業情報がe-Taxを経由して税務署に直接送られる仕組みです。紙での提出や窓口での待ち時間が不要になるため、特に個人事業を始める人にとっては大きな時短効果があります。また、マイナポータルとe-Taxは共通の認証基盤を使っているため、一度マイナンバーカードでログインすれば、そのまま安全に送信まで進められるのも魅力です。2025年時点では、スマホからでも全て完結できるため、地方在住や平日忙しい人にとっても利用価値が高い方法です。

書類で提出する場合との違い

紙の開業届は、国税庁のサイトからPDFをダウンロードして手書きするか、窓口でもらった用紙に記入し、税務署へ郵送または直接持参する必要があります。この場合、控えを受け取るためには返信用封筒の用意や切手代がかかり、税務署に行く場合は移動時間や待ち時間が発生します。一方、マイナポータルを利用すれば、オンラインで記入から送信まで完了し、控えもデータとして即時ダウンロードできます。これにより、提出にかかる時間はおおよそ15〜30分程度まで短縮可能。さらに、提出日も即日反映されるため、事業開始日に合わせたタイムスケジュールが立てやすくなります。結果的に、時間・交通費・手間をまとめて削減できる点が、紙提出との大きな違いです。

スマホだけで完結できる理由

マイナポータルは2023年以降、スマホからの開業届提出に正式対応しました。これは、スマホ版マイナポータルアプリがマイナンバーカードの読み取り機能を搭載したことで可能になったものです。従来はICカードリーダーを備えたパソコンが必要でしたが、現在は多くのスマホ(iPhoneやAndroid)で直接マイナンバーカードを読み取れるため、外出先でも手続きが可能です。また、入力画面もスマホ向けに最適化され、ボタンやフォームが見やすく操作性が向上しました。これにより、手元にマイナンバーカードと暗証番号(署名用パスワード)さえあれば、パソコンなしで提出が完結します。特にフリーランスや副業開始時には、この「スマホ完結型」の手軽さが非常に有効です。

事業開始日に間に合う提出スケジュール

開業届は、事業を始めてから1か月以内に提出するのが原則です。たとえば、2025年4月1日に事業を始めるなら、提出期限は2025年4月30日まで。ただし、青色申告をする場合は「青色申告承認申請書」も同時に提出する必要があり、こちらも期限は同じです。マイナポータル提出なら、土日祝日でも送信できるため、ギリギリになっても対応可能ですが、控えの確認やエラー修正を考えると、開始日から1週間以内に済ませるのがおすすめです。また、マイナポータルで提出した場合、送信時刻がそのまま受付日時として記録されるため、深夜や休日でも問題ありません。この柔軟さが、繁忙期の開業者にとって大きな助けとなります。

開業届をオンライン提出で注意すべき理由

オンライン提出は便利ですが、注意点もあります。まず、マイナポータルとe-Taxの利用にはマイナンバーカードが必須で、有効期限切れや暗証番号のロック状態では提出できません。また、スマホによってはマイナンバーカードの読み取りに対応していない機種もあるため、事前確認が必要です。さらに、e-Tax側のメンテナンス時間帯(通常は深夜帯)には送信できない場合があります。もう一つのポイントは、送信後の控えは必ずPDFなどで保存しておくこと。後で税務署に確認を求められた際に提出の証拠になります。これらの点を押さえておけば、オンライン提出は紙提出よりも圧倒的にスムーズで安心です。

スマホでできる!開業届のオンライン提出ステップ

スマホでできる!開業届のオンライン提出ステップ

ポイント
・必要な事前準備(マイナンバーカード・カードリーダー)
・マイナポータルにログインする方法
・開業届の入力画面の操作方法
・e-Tax送信までの流れ
・送信後の控えを確認・保存する方法

必要な事前準備(マイナンバーカード・カードリーダー)

スマホで開業届を提出するには、まず事前に用意すべきものがあります。必須なのは「マイナンバーカード」と、そのカードの署名用電子証明書に設定されているパスワード(英数字6〜16桁)です。スマホがマイナンバーカード読み取り機能に対応している場合、専用のICカードリーダーは不要ですが、古い機種や非対応端末の場合は外付けカードリーダーが必要です。また、マイナポータルアプリを事前にインストールしておくことも重要です。これがないとログインができません。さらに、インターネット環境は安定したWi-Fiを推奨します。手続き中に通信が途切れると、再度最初からやり直しになる場合があるためです。必要書類としては、事業の開始日、屋号(任意)、事業内容などの基本情報をあらかじめメモしておくと入力がスムーズです。

マイナポータルにログインする方法

マイナポータルへのログインは、スマホアプリを使って行います。手順はシンプルで、まずアプリを開き「ログイン」ボタンをタップし、マイナンバーカードをスマホ背面の読み取り位置にかざします。このとき、署名用電子証明書のパスワードを入力する画面が表示されるので、正確に入力します。パスワードは3回間違えるとロックがかかり、市区町村窓口での再設定が必要になるため、慎重に入力しましょう。ログインに成功すると、マイナポータルのメニュー画面が表示され、「ぴったりサービス」から開業届の提出ページへ移動できます。e-Taxとの連携設定が初めての場合は、この段階で自動的にe-Tax利用者識別番号が発行され、以降の税務手続きでも利用できるようになります。

開業届の入力画面の操作方法

開業届の入力画面では、まず個人情報(氏名、住所、生年月日など)がマイナンバーカードから自動で反映されます。そのため、入力が必要なのは事業に関する部分です。主な項目は「開業日」「事業の概要」「職業欄」「屋号(任意)」「事業所所在地」などです。青色申告を希望する場合は、同じ画面で「青色申告承認申請書」も選択して入力できます。職業や事業概要は、簡潔かつ具体的に記載するのがポイントです。例えば、Webライターなら「インターネットを通じた記事執筆業」といった表現が推奨されます。入力途中で保存ができるため、焦らずに進められるのもマイナポータルの利点です。また、送信前には必ずプレビューで内容を確認し、誤字や日付ミスがないかチェックしましょう。

e-Tax送信までの流れ

入力が完了したら、いよいよ送信手続きです。画面下部の「送信」ボタンを押すと、e-Taxとの通信が始まり、再度マイナンバーカードの読み取りとパスワード入力を求められます。これにより、電子署名が付与され、法的に有効な提出書類として送信されます。送信が完了すると、受付番号と日時が表示され、同時にPDF形式の控えがダウンロード可能になります。このPDFは税務署に提出した証明となる重要なデータなので、スマホ内だけでなくクラウドストレージや外部メディアにも保存しておくことをおすすめします。また、送信後はマイナポータルやe-Taxの「メッセージボックス」からも提出状況を確認できます。

送信後の控えを確認・保存する方法

送信完了画面でダウンロードできる控えは、「受信通知」と「提出書類控え」の2種類があります。受信通知には受付番号や提出日が記載され、提出書類控えには入力内容がそのまま反映されています。これらは確定申告や開業証明が必要な契約時などに提出を求められることがあるため、必ず保管しておきましょう。保存方法としては、スマホのファイルアプリに保存するだけでなく、GoogleドライブやDropboxなどのクラウドにアップロードしておくと安心です。さらに、紙での提出控えが必要な場面に備えて、プリントアウトしてファイル保管しておくのも良い方法です。電子データと紙の両方で管理しておくことで、紛失やデータ破損のリスクを最小限にできます。

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開業届に関するよくあるトラブルと解決策

議論に使われる付箋

ポイント
・「e-Taxに開業届が表示されない」場合の対処
・マイナポータルでの確認画面が見つからない
・送信エラーが出るときのチェックポイント
・青色申告承認申請を出し忘れたとき
・開業届を出したのに控えが届かない理由

「e-Taxに開業届が表示されない」場合の対処

マイナポータルから開業届を送信したのに、e-Taxのメッセージボックスに表示されないことがあります。原因として多いのは、e-Taxの利用者識別番号が正しく紐付けられていないケースです。初めて利用する場合、マイナポータルから自動発行される番号がe-Tax側に反映されるまで数時間〜1日かかることがあります。また、提出直後に確認しても反映が遅れる場合があるため、まずは数時間待って再度ログインしてみましょう。それでも表示されない場合は、e-Taxの「利用者情報登録・確認」画面で情報が一致しているかを確認し、必要に応じて国税庁ヘルプデスクに問い合わせます。重要なのは、送信完了画面で取得したPDF控えがあれば、税務署提出としては有効であるという点です。

マイナポータルでの確認画面が見つからない

送信後、マイナポータルで提出内容を確認したいのに、どこから見られるのかわからないという声は少なくありません。確認画面はマイナポータルのトップから「お知らせ・申請状況」または「ぴったりサービス」→「申請状況照会」へ進むことで表示されます。ここで、申請名「個人事業の開業・廃業等届出書」が一覧に出てくるはずです。もし表示されない場合、検索期間が短く設定されている可能性があるため、過去1か月〜3か月など広めに設定して再検索しましょう。なお、スマホアプリとPC版では表示方法が若干異なるため、見つからないときはPCからログインしてみるのも手です。重要な控えは送信直後にダウンロードしておくのが確実です。

送信エラーが出るときのチェックポイント

送信時にエラーが発生する原因は、大きく分けて通信環境の不安定さ、マイナンバーカードの読み取り不良、パスワード入力ミスの3つです。まず通信環境は、Wi-Fiが安定している場所で行うことが基本です。次にカード読み取りは、スマホ背面の読み取り位置を正確に合わせる必要があり、少し位置をずらすだけでも読み取れない場合があります。さらに、署名用電子証明書のパスワードを3回間違えるとロックがかかるため、事前に正しいパスワードを確認しておきましょう。また、アプリやOSが古いバージョンだと動作が不安定になることがあるため、最新版にアップデートしてから再試行するのも有効です。

青色申告承認申請を出し忘れたとき

青色申告は、開業届と同時に「青色申告承認申請書」を提出することで利用できますが、これを忘れる人も多いです。提出期限は原則として開業から2か月以内(例外あり)なので、忘れたことに気づいたらすぐに提出しましょう。マイナポータルからも単独で申請可能です。もし期限を過ぎてしまった場合、その年は白色申告しかできず、翌年から青色申告となります。青色申告は最大65万円の控除や赤字の繰り越しなど大きなメリットがあるため、忘れないよう開業届入力時に必ずチェック欄を確認する習慣をつけることが大切です。なお、税務署窓口で直接申請することも可能です。

開業届を出したのに控えが届かない理由

紙で提出した場合、控えは返信用封筒に入れて郵送で返してもらう必要がありますが、オンライン提出の場合は紙の控えは届きません。これは正常な仕様で、PDFデータとしてダウンロードするのが基本です。「控えが郵送されてこない」と心配する必要はありません。もしダウンロードを忘れた場合でも、マイナポータルやe-Taxのメッセージボックスから再取得可能です。ただし、保存期間はシステム上限(おおむね5年)なので、早めに自分で保管することが望ましいです。契約や融資のために紙の控えが必要な場合は、自分で印刷して利用しましょう。

freeeや他のサービスを使った開業届作成との比較

審査をする男性

ポイント
・freee開業届の特徴と使いやすさ
・マイナポータル方式との違い
・無料テンプレートやダウンロード活用術
・どんな人におすすめ?
・サービス選びの判断基準

freee開業届の特徴と使いやすさ



freeeの開業届サービスは、会計ソフトで有名なfreee株式会社が提供している無料ツールで、パソコンやスマホから開業届や青色申告承認申請書を簡単に作成できます。特徴は、質問形式で項目を埋めていくだけで、自動的に税務署提出用のPDFを生成してくれる点です。マイナポータルと違い、直接オンライン提出はできませんが、作成したPDFを印刷して郵送、または税務署へ持参する形になります。freeeを利用する最大のメリットは、開業後の会計・確定申告も同じアカウントで管理できることです。開業準備から経理体制構築まで一貫して進められるため、ITに慣れていない人でも比較的スムーズに事業運営をスタートできます。また、利用者は入力補助や帳簿の自動化機能も同時に使えるため、長期的な業務効率化にもつながります。

マイナポータル方式との違い

マイナポータルは政府公式のシステムで、e-Taxと連携して直接オンライン提出が可能です。一方、freeeは書類作成までは簡単ですが、提出は別途必要になるという違いがあります。時間短縮という意味ではマイナポータルが有利ですが、入力支援や会計管理まで含めたトータルサポートを考えるとfreeeが便利な場合もあります。また、マイナポータルはマイナンバーカード必須ですが、freeeはカードがなくても作成可能です。つまり、「とにかくすぐオンライン提出したい」ならマイナポータル、「会計管理まで一括でやりたい」ならfreeeといった選び方が適しています。特に、PC操作が苦手な人はfreeeの質問形式の方が安心感があります。

無料テンプレートやダウンロード活用術

開業届は国税庁の公式サイトからPDFをダウンロードして直接記入することも可能です。これを使えば、完全オフラインで作業ができますし、PCにPDF編集ソフトがあればオンライン提出に近い形で作成することも可能です。無料テンプレートはfreee以外にも、弥生、マネーフォワードなどが提供しており、それぞれに入力補助やサンプル記載例がついているため、初めてでも迷わず書けます。紙提出派の人や、マイナンバーカードをまだ取得していない人にとっては、このダウンロード型テンプレートが最も現実的です。テンプレート活用のコツは、控え欄を忘れずに作成し、返信用封筒と切手を準備して一緒に郵送することです。

どんな人におすすめ?

もしあなたがITに慣れていて、マイナンバーカードを持っているなら、マイナポータルからのオンライン提出が最速です。役所に行く時間がない人、スマホ操作に慣れている人には特に向いています。一方で、事業開始後も会計管理や確定申告まで一括で進めたい場合は、freeeのような会計ソフト連動型サービスが便利です。また、マイナンバーカードがない場合や、パソコン操作を避けたい場合は、テンプレートを使った紙提出も現実的な選択です。それぞれの方法は、速度・利便性・サポート範囲で特徴が異なるため、自分の状況と目的を明確にして選ぶことが重要です。

サービス選びの判断基準

サービスを選ぶ際の判断基準としては、①提出スピード、②必要機材、③操作の簡単さ、④開業後のサポート範囲、⑤費用の有無が挙げられます。マイナポータルはスピードと無料性に優れますが、事前準備としてマイナンバーカードやアプリの設定が必要です。freeeはカードがなくても利用でき、会計ソフトとの連動が強みですが、郵送や持参の手間があります。テンプレート利用は最もシンプルで無料ですが、記入ミスや郵送時間を考慮する必要があります。結局のところ、自分が重視するポイントを3つほど決め、それに最も合致する方法を選ぶのが後悔のない方法です。

青色申告や確定申告へのつなげ方

スマホを手に議論する2人組

ポイント
・開業届と青色申告承認申請の同時提出
・青色申告を選ぶメリット
・青色申告のための帳簿準備
・e-Taxでの青色申告の流れ
・開業後1年目にやるべき税務手続きチェックリスト
・この記事のまとめ

開業届と青色申告承認申請の同時提出

開業届と同時に提出すべき重要書類の一つが「青色申告承認申請書」です。これを提出することで、最大65万円の特別控除や赤字の繰り越しが可能になります。マイナポータルから開業届を出す際には、画面上で青色申告承認申請のチェック欄を選択すれば同時送信できます。同時提出の最大のメリットは、手続き漏れを防げる点です。特に開業直後は業務準備で忙しく、後回しにすると期限を過ぎてしまうリスクが高まります。提出期限は、開業日から2か月以内(1月1日〜1月15日開業の場合はその年の3月15日まで)なので注意が必要です。なお、青色申告を選択しても、その年に必ず事業所得が発生しなければならないわけではなく、むしろ早めに申請しておくことで将来の税務戦略が広がります。

青色申告を選ぶメリット

青色申告の最大の魅力は、税金の負担を大きく減らせる点です。65万円の控除を受けられる「複式簿記」での申告に加え、簡易簿記なら10万円の控除も可能です。また、赤字が出た場合には3年間繰り越して翌年以降の黒字と相殺できます。さらに、家族への給与を経費にできる「青色事業専従者給与」制度や、30万円未満の備品を即時経費にできる特例もあります。これらは白色申告では利用できないため、事業規模が小さくても早いうちから青色申告にしておく価値があります。もちろん、帳簿付けが必要になるため、freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトを活用すれば、記帳の手間を大幅に減らすことができます。

青色申告のための帳簿準備

青色申告では、日々の取引を正確に帳簿へ記録する必要があります。複式簿記を選んだ場合は、仕訳帳や総勘定元帳などの帳簿を整備することになりますが、会計ソフトを使えば自動的にこれらの帳簿が生成されるため、実務負担は大きく軽減されます。必要なものは、売上や経費の領収書、請求書、銀行明細などの証憑書類です。これらは電子保存も可能で、電子帳簿保存法に対応した形式で保管するとペーパーレス化が進みます。なお、現金出納帳や売掛帳、買掛帳も必要に応じて作成します。開業初期から正しい記帳ルールを身につけておくことで、確定申告時の作業量を最小限にできます。

e-Taxでの青色申告の流れ

青色申告は、e-Taxを使えば自宅からオンライン提出が可能です。まずは会計ソフトで1年間の帳簿を整理し、青色申告決算書と確定申告書Bを作成します。作成が終わったら、e-Taxにログインし、必要書類を添付して送信します。このとき、マイナンバーカードによる電子署名が必要になるため、開業届提出時に設定した環境をそのまま利用できます。送信完了後は、受付結果を必ず確認し、控えを保存しておきましょう。e-Taxなら添付書類の多くを省略できるほか、還付が早く処理されるメリットもあります。特にフリーランスや個人事業主にとって、確定申告をオンラインで完結できることは業務効率化に直結します。

開業後1年目にやるべき税務手続きチェックリスト

開業初年度は、以下の税務手続きを押さえておくと安心です。

  1. 開業届の提出(開業日から1か月以内)

  2. 青色申告承認申請書の提出(開業から2か月以内)

  3. 源泉徴収義務者届出書の提出(従業員を雇う場合)

  4. 消費税関連届出書(課税事業者になる場合)

  5. 事業用銀行口座とクレジットカードの開設
    これらを漏れなく行うことで、後々の税務処理がスムーズになります。特に青色申告と会計環境の整備は早めに着手し、年末には帳簿が自動的に整っている状態を目指すのが理想です。

 

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「開業届はマイナポータルでOK!スマホ完結の出し方と注意点」のまとめ

2025年現在、開業届はマイナポータルを利用すればスマホだけで簡単に提出できる時代になりました。マイナポータルとe-Taxの連携により、役所へ行く必要がなく、控えも即時ダウンロード可能です。特に忙しいフリーランスや副業開始者にとっては、時間と手間を大幅に削減できる方法です。ただし、マイナンバーカードの有効期限や対応端末の確認、送信後の控え保存など注意点もあります。また、開業届と同時に青色申告承認申請を行うことで、節税メリットを最大化できます。freeeなどの民間サービスやテンプレートを利用する方法もあり、自分の状況や優先順位によって最適な提出手段を選ぶことが重要です。開業初年度は帳簿管理や税務手続きを早めに整え、確定申告までスムーズに進められる環境を作ることが、事業成功への第一歩となります。