現在、ネットには数え切れないほど大量のWebサイトがあふれ、大企業や有名ブランドでない限りはGoogleでの上位表示が難しい時代になっています。
そんな中、少しでも検索順位を向上させるために重要なのがSEO対策(検索エンジン最適化)です。
ただしSEO対策とは闇雲にやって効果があるものではありません。
中にはGoogleからペナルティを受けるような、悪質なSEO対策も存在します。
そこでこの記事では、2023年にGoogleが推奨するSEO対策について、中国のIT企業である「深圳瑞登網絡科技有限公司」が解説した記事を、日本語で分かりやすく紹介します。
原文はこちら(中国語)→https://baijiahao.baidu.com/s?id=1762795255756718846&wfr=spider&for=pc
2023年のSEO対策における最重要事項である「EEAT」についても詳細に解説されているので、ぜひ参考にしてくださいね。
ChatGPTなどのAIにブログ記事を書かせたい・もしくは書かせているという人は多いでしょう。 しかし、そこで気になるのは「今後もChatGPTなどによるAI生成のコンテンツは機能するのか?」という点です。 […]
2023年のSEO対策では「実体験」が重要
2022年12月より、これまでGoogleが推奨してきたEAT(専門性、権威、信頼)に、さらにE:Experienceが追加されています。
Googleは、コンテンツの品質を評価する際に、著者やクリエイターの経験を考慮するようになりました。
では、「経験」とは具体的に何を指すのでしょうか?
Googleは、コンテンツ制作者が、議論されているトピックについて、実体験を持っていることを確認したいと考えています。
例えば、私はSEOエージェンシーの創設者として、2023年に出現するSEOトレンドについて権威ある話ができる実務経験を持っています。
しかし、もし私が医療についてのサイトで心臓病の一般的な原因についてコンテンツを作成するとしたら、私は医療専門家ではなく、ヘルスケアに関する経験もないため、コンテンツの質が損なわれてしまうでしょう。
つまり、より多くのサイトが、コンテンツクリエイターが誰であるかだけでなく、彼らが焦点を当てているトピックについても詳しく調べる必要があるのです。
これにより、次の2つのトレンドが見えてきました。
「Googleファースト」ではなく「ユーザーファースト」のコンテンツ
経験値が重視されるようになった理由のひとつに、SEOのコンテンツ制作が盛んになっていることがあげられます。
しかし、金融ソフトを販売するウェブサイトが、料理のレシピを載せたブログ記事を作成しているとしたら、グーグルクローラーは怪しむでしょう。
そのコンテンツは実際に金融ソフトの顧客であるターゲット層にとって有益なものなのか?それとも、特定のトラフィックの高いキーワードでのランク付けに貢献しているのだろうか?
答えはもうお分かりですね。
現実には、コンテンツ戦略が単に検索トラフィックを追いかけるだけで、ユーザーが実際に何を求めているかをほとんど考慮していないサイトは、2023年に成功を収めることは難しいでしょう。
価値あるコンテンツを作るには、あなたのサイトのテーマや分野にこだわることが不可欠です。
著者の権威をより強調する
Googleがエクスペリエンスを重視するもう一つの理由は、SERPsにおける自動生成コンテンツのランキングの上昇です。
※SERPs(Search Engine Result Pages)=ユーザーが検索エンジンで検索したキーワードの検索結果を表示するページのこと。
Googleは、2023年にランキングされるコンテンツが、実在の人物によって制作され、実在のユーザーを考慮したものであることを確認したいと考えています。
では、クリエイターの経験や権威を高めるために、今年は何をすればいいのでしょうか。
まず、コンテンツを作っている人が本当に専門家であるかどうかを確認します。
そして、次のような方法で彼らの経験をアピールしましょう。
・コンテンツクリエイターの知識や専門性をより深く伝えるために、著者プロフィールを掲載する
・著者ページを作成し、著者が書いたサイト内の全記事にリンクできるようにする
・クリエイターのSNSアカウントにリンクすることで、SNSを通じて、Googleがクリエイターを実在の人物、本物の専門家として知ることができるようにする。
満足度の高い、役に立つコンテンツ
Googleの2022年8月の「有用なコンテンツアップデート」も、2023年のコンテンツの作り方に影響を与える重要なアルゴリズムアップデートです。
Googleはその歴史を通じて、ユーザーに高品質なコンテンツを提供することを優先してきました。
しかし、新たに「有用性」を強調したことは、「ユーザーの満足度」がより求められるようになったことを意味します。
しかし、ユーザーの満足度を測定したり、数値化することは容易ではありません。
では、Googleの言う「役に立つ」とはどういうことなのでしょうか?
それは、次のようなコンテンツです。
・検索エンジンではなく、人間のために作られたコンテンツ
・検索した人のニーズに適している
・サイトのメインテーマや主題に関連するものである
・権威と経験のあるクリエイターが制作している
・作者が、そのテーマに関する知識の深さを示している
役に立つコンテンツを作ることは、言うは易く行うは難しです。
では、どうすればより役に立つコンテンツを作ることができるのでしょうか?
そのためにはまず、量ではなく質を重視することです。
役に立たない、専門性のないコンテンツをたくさん作成しても、2023年に上位表示される結果は望めないでしょう。
次に、キーワード調査を検索ボリューム以外の情報にも広げましょう。
そのためには、次のようなことを検討しましょう。
・特定の検索で上位に表示されるコンテンツはどのようなものか?
・コンテンツの長さは?
・その記事ではどんな疑問に答えてくれるのか?
・他にどのようなサブテーマや関連する課題を探求しているか?
・ページ内にはどのようなリンクが含まれているか?
・クリエイターは誰か?
・クリエイターの経験は?
キーワードリサーチやコンテンツリサーチは、これらの品質指標にさまざまな洞察を与えてくれるので、潜在的な自然トラフィックに気を取られないように気をつけましょう。
サーチコンソールで検索クエリを確認し、人々が何を求めているかを知ることで、特定のブログ記事へ誘導することができます。
まとめ(この記事の要約)
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この記事についてまとめると、以下のようになります。
・記事の内容について専門性や経験を有した人物がコンテンツを作成すること
・その専門性や経験をユーザーやGoogleクローラーに分かりやすく示すこと
・サイトのテーマをはっきり定め、そのテーマに沿った記事を作成すること
・ユーザーの悩みを解決する、満足度の高い記事を作成すること
・Googleに向けた(読者のためではない)粗悪な記事の量産を避けること
いわゆる「雑記ブログ」のような形式は、2023年にはより一層、苦戦することが予想されます。